回想録シリーズ
「貴女がこのグループに居なければよかったのに。このグループで貴女と出合わなければ良かったのに。」 もしかするとこう思う人がいるのではないだろうか。メンバー自体は良いのに運営が無能で関わりたくない、楽曲が合わない、空気が合わない、実は他のメン…
私は「J」である。「RW」の「解散」を無事を見届けた。「モノの終わり」に立ち会えたのはある種の幸せであったように思う。 実は私は「不祥事の発表」以来、どこか「準備」をしていた。このまま持つのだろうか、いや持たないのではないか。論拠を持っていた…
私は「J」である。「RW」の「解散ライブ」があった。晩秋にあった。これを見届け、当時住んでいたN市に帰ってきた。「RW」は終には「解散」をしてしまったが、推しの「F」の活動はどうやらあるらしかった。「RW」自体は好きだった。コンセプト、世界観、衣装…
私は「J」である。かつて私には「F」という推しがいた。しかし、その「推し活」は長くは続かなかった。 ───これは「J」がいかにして「他界」をしたか。「J」は推しを選ぶことに際して、いわば「規範」とするべき「哲学」について彼の追憶を通して叙述された…
────回想録の続きである。「J」は地下を流浪し離散、いわば「ディアスポラ」であった時期をかつて過ごしていた。第1次「ディアスポラ」を経て「RW」の現場にに行っていたが、この現場は終には消滅してしまった。そこで第二次「ディアスポラ」を一時的に過ご…
これは名もなきオタク、いや名がないのは不便であろう。この者を「J」と称し、一人称として「私」として述べる。「J」による追憶を通して「あること」について述べる。これより語られる「J」の回想録はフィクション、はたまたノンフィクションか、わからない…