法科院生弥生殿見聞録

だいたい愚痴しか書いてない。

人質となる推し

 推しメンと言うのはつくづく「人質」と喩えられます。現場・運営は嫌いだけど、推しが居るから・頑張ってるから嫌々お金を落とす。地下アイドル業界というものはなんて異常な世界でしょうか。それを自覚していても推しが居れば行くのがオタクです。

 かつて私もそうでした。グループは解散するが推しはいる。新しいグループに好感は持てないけどどうしたものかと。いや行くべきだと、人質であったとしても。

 

 結論としては・・・その推しから離れました。人質に取られている!と最もらしい言い訳をしたとしてもなお行くのが耐え難い苦しみがありました。

 

 このことを「推しを裏切った」という言い方ができるかもしれません。敢えて自己正当化はしません。しかし自分が不満を持っていてその認識がありながら自分に正直で居られないことこそが推しどころか「自分」への背信ではないでしょうか。自分の信念を打ち捨ててでも推しに行く必要というのは果たして本当にあるのでしょうか。自分にさえ「正直」で居られないのに、どうして「推し」に正直で居られようか、いや居られない。

 

 「推しが人質。」

 そう言って好みでもない現場に、自分が正直で居られない現場に行くことが理解できなかった有象無象の戯言でした。。。